DLNA/uPnP を満喫する:クライアント編 2年ぶりに追記


ubuntu/mint上でのuPnP/DLNAクライアント


実際問題、ubuntu/LinuxでDLNAクライアントというのはテスト用途以外では当方ではもはやない状況ですし、基本的にスマホがクライアント(=リモコン)ですね。そういう暮らしというか。
本稿は2012年12月に起稿し公開したもので、その後何度も改定を繰り返してきましたが、それから8年。現在では、Linuxはもとよりandroid でまともに動かないDLNA/uPnP アプリを探すほうがむつかしいですね。完全にこなれています。

BubbleUPnP:アンドロイドでのイチオシ 2020でも同じ評価

起動して、レンダラーを誰にするかを選びます。
  • 赤茶っぽいのはRygel(ubutnuマシン)で、レンダラーにはなりますが美意識的にいまいちです。
  • kodi/XBMCもレンダラになれるはずです(もちろんなります)。アンドロイドのリモコンアプリもありますがこれもなじめないです。あはは。

一番下は絵の通りchromecastです。うちのは第2世代なので丸デザインタイプ。図は、Nexus6のスクリーンショットです。

※重要という名の老婆心:これに限らず、アプリ内からキャストするか、アンドロイド画面全体をキャストするかを意識して触ってみてください。そのうち、いわんとすることがおわかりいただけるかと。長くなるので割愛。熱の問題、デコードの問題、アプリの質の問題。などなど。


AllConnect




このアンドロイドアプリもけっこう使えます。XPERIAのスクリーンショットです。

ここまで読んでいただければ十分です。
というわけで、現時点では以下はどうでもいい話。使う人もほとんどいないだろうし、効率は悪いし、めんどくさいし……
なのですが、このブログはボールペンで書かれたわたしのノートでもあるので記録のために残しています。

かつての結論:VLC しかないと思う。ubuntu/mint上でのuPnP/DLNAクライアントは。kodiもいい❤


元記事投稿し、3年経過(2015/03/31)して言えること。友達にはVLCしか薦めない。VLCで不満があればいろいろ試してみるとよい。開発版などを入れている場合など、griloパッケージをキャッチアップする必要があるかもしれませんが、手間はそこだけ。最初の一手間。

ただ好みもある上、他のソフトウェアも進化していますし、フレームワークは共通だったりします。インターフェイスの好みもありましょう。動画再生エンジンの違いもあります。よって、以下の投稿は残しておきます。

2012年12月10日段階のおすすめ順位。素のmint13で試してみました。x64とi386で違いがでました。
  1. VLC ディレクトリーツリー構造で動画、音楽、写真が閲覧できます。安定しています。特に設定も必要ありませんのでいちばん気軽かも。VLCがおすすめです。
  2. Banshee ファイル数が少なければよく働きます/見通しが悪い。現状ではファイル数が多いとすこしだけ扱いがめんどうかも。
  3. Rhythmbox 当方x64ではいつのまにか 、DLNAサーバーを見失ってしまいました。一時は再生できていました。基本的に音楽ファイルのみが対象のようです。当方の、32bit環境では問題なく動いています。
  4. Totem x64でいつのまにかDLNAサーバーを見失ってしまいました。ちゃんと再生できていたんですけど。当方の、32bit環境では問題なく動いています。
  5. XBMC 定番でちゃんと動きますし、日本語にも対応していますが、いまいち好きになれないかも。スキン変更でインターフェイス変更もできるとはいえ、にゅるにゅる感が気持ち悪い。とはいえ忘れてはいけない選択肢のひとつです。いまどきのDual以上のCPUなら十分な動作が期待できます。ローパワーなマシンではとても使いにくくなります。多様なアドインでyoutubeなども再生できます。キャプチャーは、youtubeの再生画面です。

追記

x64環境だけがだめというわけではなくて、あらためて素のmint14 x64にPluginをいれてみたところ、RhytmboxもTotemも問題なく動作しています。当方のubuntu/mintでは、VLC、XBMCはどの起動区画でも完全に動作。

アーティクルをあげた後、2012年12月11日、新しいGriloがリリースされていました。
https://mail.gnome.org/archives/grilo-list/2012-December/msg00001.html
期待がもてそうです。そのうち試してみます。末尾に追記。

個人の好みで結論 :VLCが最も良い選択


趣味を加味していえば、結論的には、VLCとBansheeの2択かな、と。VLCのほうが一日の長があるかんじです。DLNAサーバーは、minidlnaを用いています。XBMCはAndroid版もあるマルチプラットですから愛好者の方も多いかもしれませんね。totemは削除しています。

Banshee
わずらわしい導入作業などがめんどうな人は、まずVLCで使えないか確かめてみてください。VLCが動作すれば、そのままVLCをuPnP/DLNAクライントとして用いればラクチンですよ。VLCが万が一導入されていない場合は、

sudo apt-get install vlc


参考:
以下のフレームワークによる恩恵が大きいので感謝です。


おまけ:VLCの使い方

[表示]▶[ローカルネットワーク]▶[ユニバーサルプラグ&プレイ]
VLC

DLNAサーバーを表示させる。ちょっとわかりにくいですね。VLCがもっとも扱いやすいかもしれません。特に何もすることなく動作してくれます。







Totem

おまけ:totem・動画プレイヤーの使い方

[表示]▶[表示]

これもちょっとわかりにくい。表示の入れ子なので。Pluginが正常に組み込まれないとメニューに表示が出現しませんので、注意してください。






totem











amd64 12.10 grilo 0.1 (古い)



sudo apt-get install grilo-plugins-0.1

sudo add-apt-repository ppa:gnome3-team/gnome3

sudo apt-get update && sudo apt-get upgrade

ar x rhythmbox-plugin-grilo_*~q*.deb data.tar.gz

tar -zxvf data.tar.gz && rm data.tar.gz

sudo cp -R usr/lib/rhythmbox/plugins/grilo /usr/lib/rhythmbox/plugins

ar x totem-plugins_*.deb data.tar.gz

tar -zxvf data.tar.gz && rm data.tar.gz

sudo cp -R usr/lib/totem/plugins/grilo /usr/lib/totem/plugins



さらに追記

grilo 新しいパッケージ 0.2.5x 12/11以降
launchpad.net/~grilo-team/+archive/ppa/+packages

この新しいパッケージに合わせて、Compileしてみたりしていたら、12.10 x64環境でもTotem(3.6.3)もRhythmbox(2.97)もuPnPできるようになりました。かたや12.04LTS x86では動作していません。launchpadでもコンパイルに失敗しているケースがあるようなので、もうしばらくまったほうがいいかもしれませんね(自戒の念)。

追記:2015/03/31

Cinnamon17.1 64bit、最新 griloパッケージをインスト、VLC起動、uPnPを選択、数秒待つ。バッチリDLNAクライアントになれます。最新パッケージのインストは不要だったかもしません。

VLCが H.265/HEVC で緑化現象を起こさなければ、当方ではパーフェクトと言えそうです。


minidlna 1.1.4 and 1.1.5パッケージ試験的に置いてみました。

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