これだけ知っていればLinuxのSWAP設定では困らないハズ[3分クッキング]
標準で不満のない場合は、デフォルトでいいかと思います。(ManjaroLinux 及び ubuntu18.04LTS 、どのディストロでも同じだとは思います。LinuxMintでSWAP指定なしでインストールしてみたところ、デフォルトでファイル型SWAPを少し作りました。)#ミニ知識というか7つの見解::Swap戦略
- スワップはぎりぎり(搭載メモリ+ほんの少しプラスアルファ)サイズよりも大きいほうがハイバネなどが速くなるようだ。余裕があればメモリーの1.5倍などにする。例:16GB(搭載RAM)なら30GB(SWAP)程度など。
- だからといって、M2.SSDは貴重なのでめったに使わないSWAPならHDD上でもいいのではないか。
- 複数のスワップを指定でき同時に利用できる。いくらでもOK。
- 複数のそれぞれの優先度なども変更できる。かなり柔軟。
- 搭載メモリーがじゅうぶん(たとえば16GBでブラウジング程度の使い方)で、ハイバネも必要ないなら、SWAPは無効でよい。むしろいらない。
- メモリーがじゅうぶんであれば、ZRAMは不要。2GBの以下の人は考慮。
- SSDが余っており2台あるなら、余っているほうにSWAPを設定してみるといいかもしれない。
#リアルタイムっぽい処理とスワップ、Jackなどでぎしぎしと使うぜって場合
Bitperfectを狙うなら、SWAPはないほうがよい。十分なメモリーさえあればいい。
How to make SWAP File::設定手順 5つのコマンドで完了します。
swapfileはWindowsのpagefile、hiberfil だとかそのあたりみたいなものだと思っておけばだいたい間違いないです。
以下、Windows10(RAWインストール)を見てみました。それっぽいファイルは3つです。合計してみると巨大なんですよね。
以下、Windows10(RAWインストール)を見てみました。それっぽいファイルは3つです。合計してみると巨大なんですよね。
- hiberfil.sys Windwos10でハイバネしない人には不要。
- pagefile.sys Windows3.1の頃からこの名前
- swapfile.sys 名前のままの期待役割
さて、Linuxの話に戻ります。例として、/media/Working というマウントに対して、そのルートにスワップファイル /media/Working/swapfile を作成し有効にしてみます。
新規端末 CTRL+ALT+T
1) スワップファイル(にする前のファイル)を /media/Working に作成する。
32GBにする例::空ファイルを作ると思えばいいです。名前はなんでもいい。
$ sudo fallocate -l 32G /media/Working/swapfile
2)パーミッションを変更する。この時点ではまだ役立たずの実質能無しファイル。
$ sudo chmod 600 /media/Working/swapfile
3)さきほど作ったファイルの中身をスワップファイルにする。やっとswapファイルに変化しました。Swapファイルの誕生です。
$ sudo mkswap /media/Working/swapfile
スワップ空間バージョン 1 を設定します。サイズ = 32 GiB (34359734272 バイト)
ラベルはありません, UUID=8dce31da-055c-4649-949e-941e967489aa
※ラベルは必要ありません。
4)スワップファイルを明示指定して、onにする。
$ sudo swapon /media/Working/swapfile
5)恒久的にスワップファイルを有効にするために、fstabを編集する。
$ sudo gedit /etc/fstab
追記 最終行にでも。 これで再起動してもOK。
/media/Working/swapfile none swap defaults 0 0
おまけ::当方の場合 LVM に設定しています。
パーテション指定従来方式) lvmから切り出したスワップパーテーション(50GB)があったのを思い出した(わざとらしい)のでそちらを有効にする。
#lvm上のswap区画を指定して有効にします。fstabに追記。
/dev/lvm-second/swaproom none swap defaults 0 0
おまけ2::システムモニターなどでも視覚的に確認できますが。
次のコマンド1行でもswapは確認できます。
/dev/lvm-second/swaproom がswapとして使われているか?!
$ cat /proc/swaps
Filename Type Size Used Priority
/dev/dm-3 partition 52449276 3596 -2
LVM(ボリュームマネージャからの切り出し)なので。
場所が固定なら、/dev/dm-3 という指定でもいいかと思いますが、名前で管理するほうが楽なので /dev/lvm-second/swaproom にしています。
32GBにする例::空ファイルを作ると思えばいいです。名前はなんでもいい。
$ sudo fallocate -l 32G /media/Working/swapfile
2)パーミッションを変更する。この時点ではまだ役立たずの実質能無しファイル。
$ sudo chmod 600 /media/Working/swapfile
3)さきほど作ったファイルの中身をスワップファイルにする。やっとswapファイルに変化しました。Swapファイルの誕生です。
$ sudo mkswap /media/Working/swapfile
スワップ空間バージョン 1 を設定します。サイズ = 32 GiB (34359734272 バイト)
ラベルはありません, UUID=8dce31da-055c-4649-949e-941e967489aa
※ラベルは必要ありません。
4)スワップファイルを明示指定して、onにする。
$ sudo swapon /media/Working/swapfile
5)恒久的にスワップファイルを有効にするために、fstabを編集する。
$ sudo gedit /etc/fstab
追記 最終行にでも。 これで再起動してもOK。
/media/Working/swapfile none swap defaults 0 0
おまけ::当方の場合 LVM に設定しています。
パーテション指定従来方式) lvmから切り出したスワップパーテーション(50GB)があったのを思い出した(わざとらしい)のでそちらを有効にする。
#lvm上のswap区画を指定して有効にします。fstabに追記。
/dev/lvm-second/swaproom none swap defaults 0 0
おまけ2::システムモニターなどでも視覚的に確認できますが。
次のコマンド1行でもswapは確認できます。
/dev/lvm-second/swaproom がswapとして使われているか?!
$ cat /proc/swaps
Filename Type Size Used Priority
/dev/dm-3 partition 52449276 3596 -2
LVM(ボリュームマネージャからの切り出し)なので。
場所が固定なら、/dev/dm-3 という指定でもいいかと思いますが、名前で管理するほうが楽なので /dev/lvm-second/swaproom にしています。