選べる自由があることはとても大切なこと。LinuxのDesktopEnvironment
ubuntuに、Heads Up Display(HUD)が導入されて久しいですが、私は使っておりません。正確にいえば使っていますが、unityではありません。Gnome3、gnome-shell + extensions です。執筆段階では、昨日リリースされたGnome 3.7.2です。これもHUDを採用しています。さて、Gnome2からフォークしたmateなど、LinuxのDesktop環境は非常に多彩になってきました。もっともBaseDistributionは、ubuntu系が圧倒的ですが。従来から人気があったのは、KDE、Gnomeなど2大勢力、それに加えて、XFCEなどを採用したubuntuDistributionも一定の人気を保っています。
- GNOME Shell
- KDE
- Xfce
- LXDE
- Cinnamon
- Mate
WindowMaker、Awesome WM、E17、Fluxbox、Openboxなどは主流にはならないでしょうが、特定用途(SOS型)、ReDo,PartedMagicみたいなものには採用され続けるんでしょうか。
1年後に愛されている主要Desktop環境は?
ディスリビューションと合わせて考えると、mintが特に欧米を中心にして注目度が高いようですから、Cinnamon、mateは残って、ついでGnome3あたりになるのではないかと思います。gnome3を正式採用した、安定リリース版は予定では3月ないし4月になりそうですから、その時点で多くの人の期待を集めはじめるかもしれません。
KDEは右肩下がりの気配、LXDEなど軽量版は、一定のニーズを保ちつづけるとしても、1番、2番人気にはならないのではないかと考えています。PAE非対応CPUではubuntuも利用できなくなりましたので、古いCPUだから軽量ディスロで辛うじて動かそうという場面はなくなるわけです。
ちなみに、Linusさんは、最近XFCEからKDEに戻ったそうです。
蛇足をすこし。Cinnamonは、フォークしたmintへの搭載がメインですが、最新版を使っていくとGnome3に似た使い勝手であるという感想を持ちました。gnome3ベースみたいなので当然といえば当然ですか。ubnuntuにも導入できます。
といういうような観点から、
希望的観測としては、Gnome3がメジャーになってほしい。けれども、MATEとCinnamonは強いだろうな、という現実的な予測を立てておきます。
多くは保守的か? 先進ユーザーの塊ではなかった?!
意外に「ツリー型構造の従来型メニューが好き」っていう人たちが世界的にも非常に多いことに驚いています。Gnomeにしろ、unityにしろ、HUDとツリー型構造をまず併存させて(Cairo-dock、Gnome-extensionsなどを利用)みると慣れは速いと思います。HUDは今のところ万能ではありませんけど、慣れちゃうとこれなしでは私は生きていけないほどです。毛嫌いせずに一度試してみてください。DesktopOSとしてのpresenceは実質ないに等しいともいわれるLinuxなので、冒険は求めないユーザーも多いのかもしれません。かくいう私のネットワークサーバーOSは、RedHat互換CentOSに切り替えて8年目になります(保守的なので、ubutu serverを使う気になれない)。
わかりにくければそのうち方法を書き記します。
何にせよ、選べる自由があること、これはとても大切なことです。これを、いいはじめて20年近くになりますけど。
※異論はめいっぱい、認めます。個人の見解です。