Jack インストールと設定・3分クッキング(改訂4版) 後編

その他留意事項::Jack インストールと設定・3分クッキングの続き

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低遅延、リアルタイムカーネルの導入

manjaroでリアルタイムカーネル
https://poor-user.blogspot.com/2018/07/how-to-install-real-time-kernale-in.html

ここまで読んでいただけた方は設定の前に次も合わせて目を通しておくといいかもしれません。2017年9月24日現在の当方の総括です。 

排他的にサウンドデバイスを使う::カンタンな設定の準備/WindowsでいうところのWASAPIみたいなDAC利用方法/ALSA・排他的


蛇足中の蛇足::自分用メモ::ubuntuStudio の所要パッケージなら。落として、sudo dpkg -i *.debいまとなっては関係ない。
#!/bin/sh
wget -c http://ftp.riken.jp/Linux/ubuntu/pool/universe/o/osspd/osspd-pulseaudio_1.3.2-7_amd64.deb
wget -c http://ftp.riken.jp/Linux/ubuntu/pool/universe/o/osspd/osspd_1.3.2-7_amd64.deb
wget -c http://ftp.riken.jp/Linux/ubuntu/pool/universe/u/ubuntustudio-meta/ubuntustudio-audio-core_0.154_amd64.deb
wget -c http://ftp.riken.jp/Linux/ubuntu/pool/universe/u/ubuntustudio-meta/ubuntustudio-audio-plugins_0.154_amd64.deb
wget -c http://ftp.riken.jp/Linux/ubuntu/pool/universe/u/ubuntustudio-meta/ubuntustudio-audio_0.154_amd64.deb
wget -c http://ftp.riken.jp/Linux/ubuntu/pool/universe/u/ubuntustudio-controls/ubuntustudio-controls_1.3_all.deb


据え置き利用者ゆえの水を注すような独り言。単なる愚痴



USB-DAC。USB-DACが優秀なわけでないのです。大事なのはDACです。S/PDIF(光端子・光デジタル)がついているマザーボードをもっている場合、あらたにDACを調達するのなら、S/PDIF(光端子)入力付きDACを使うほうがハッピーです。YAMAHAのプリメインアンプ(たとえばA-S301::最近安い。9kg)みたいなのでもいいでしょう。結局メーカーもUSBしか端子がないノートPCやMACに対応するためにそうなってしまっただけですね。今後はUSB Audio Class2.0 機器がWindows10の対応を機会に熟成していけばいいわけですけれど、はっきりいってLinuxなどOS問わず、


不具合はUSBゆえに。USBに起因します。(当社調べ)


S/PDIFで接続できれば、ほとんどの問題が解決すると思います。不要なひとはUSB-DACを捨てようです。笑) 持ち歩くのが好きなひとは止めることはできませんし、個人の価値観の問題なのでアレですが、USB-DACはじゃまくさい(ちいさくてかわいいけれど)。電池食うし。


たとえば、コンポでUSB-DAC搭載とかってあるじゃないですか。あれだって、S/PDIF出力をPANASONIC PMXに搭載してくれていたら、うちではS/PDIF経由onLinuxで使うので、driverなどを心配する必要もありません。確実に安定して動くので即買っただろうにと思います。メーカーに電話したらチップの名前教えてくれなかった。笑) それはいいです。


S/PDIF搭載マザーボードは数千円ぐらい割高であったりしますが、その分他のチップも上位品が使われていたりしますので、損ではないと思います。Linuxの人にとっては、(優れているから使われているわけではない)USB-DACを使わずに済むのは最大のメリットです。

ノートPCの場合は選択の余地がありませんけれど。


カジュアルな人はAVレシーバー/AVアンプでしょうから、S/PDIFで接続すると楽ちんだし、USB-DACは逝ってよしなのです。(個人の感想です) 私が買うのはテストしたい(無駄づかいしてみたかった)からですが::笑。

持ち歩き用途ゼロです。じゃまくさい。ちなみに手持ちのXPERIAシリーズはZ4からミニジャックからハイレゾ出力ができるようになっています。湯たんぽを買ってしまった気もしないではありませんが富士通の例のスマホよりはましかと。電車の騒音の中で使うわけで、どうでもいいかな、と。


自分的には、おそらく今後USB-DACは買いません。DAC機能が充実したプリメインアンプは買うでしょうけれど。USB-DACは音響機器というよりパソコン機器かなとも当方は思います。自称メーカーのdriverの出来(ODM)に左右されるのはしんどいです。

■参考

サウンド設定(jackとはある意味無関係の蛇足)

MATEはプロファイルでアナログとデジタルを選択する。この機体はReltek 892を使っており、光デジタルケーブルでアンプに流しています。だから、アナログは選択しません。適切な出力先(IEC958)を選ぶというだけの話です。あくまでデフォルトシンクで、JACKの出力先とは違います。同じでも構わないです。絵が古いだけで、どのディストリ、フレイヴァーでもやることは同じです。


Cinnamon Mint18のサウンド設定画面
横道ですが、こうして選ぶのもめんどうですか。つながっている全出力、同時鳴動というのもできますよ。たとえば、アナログ、デジタル、A2DP、同時に音出しができました。あほらしいので元に戻しました。何も考えなくていいという意味はではいい方法かも。いや、ばかげていますよね。


ここまで3分クッキングでした。

割り込み1::ubuntu 17.10beta/Artful Aardvarkで試してみた



特にどうというわけではないのですが、17.10はUSB-DACで設定してみました。まだ不安定な環境ですね。導入は出来ても動作しないアプリケーションがあったりとかですが。あんまり使ってないのですが、Audaciousの動作がなんか変わっているよう。

Audacious with jackは:: jackd を起動しておいて、
  1. jack出力 を選択して、
  2. 浮動小数点に設定する。

17.10 .jackdrc はこれですね。このオーテクのDACを推薦するわけではないのでご注意を。気にいってはいますが、パーフェクトじゃないので。

/usr/bin/jackd -dalsa -dhw:HA90USB,0 -r192000 -p4096 -n8

割り込み2 ::jackが必ずしも良い結果を生むとは限らない。非jackな割り込みです。


今、通常環境では、次の絵のように「alsaで排他的っぽくデバイスを掴んで再生する」ようにしています。audacious,deadbeef共にです。

自分の試行錯誤から得られた知見?!からいえば、セレロン並の低速環境なら、
  • 低遅延カーネル
  • directにハードウェア指定
で十分かと思います。特に後者は効きます。排他的(っぽく)にサウンドデバイスが使われるのでメリットは大きいです。※絵の出力デバイスに注目。
  • パフォーマンスを最大クロック固定、
  • 再生アプリの優先度最大

もたいした効果はなかったです。無意味。
ちなみに同様の設定をmpvにも施してみました。長いので別稿(排他的にサウンドデバイスを使う::カンタンな設定の準備/WindowsでいうところのWASAPIみたいなDAC利用方法/ALSA・排他的っぽいです;

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