it87 マザーボード情報、各種温度、ファン回転数を取得したい
当方ではメインが AMD Ryzen7 1700 になりました。ところでどのディストリビューションであっても、デフォルトではsensors で温度、ファン回転数など、カンタンなことしかわかりません。データーを取得するには、何か追加しないといけないわけですが、そのキーワードがit87 です。
Asus ROGシリーズは、it87のモジュールを追加して、カーネルコンフィギュレーションします(dkmsで自動的にです)。そうするとデータ取得して以下のように表示されるようになります。
it87についての詳細は、
- https://github.com/groeck/it87
- https://askubuntu.com/questions/748615/lm-sensors-not-returning-cpu-temp-it87
5月のエアコンなしの日より涼しいわけです。数字を真面目に読む人がいるかもしれないので補足しました。
画像の下半分は、ターミナルの表示です。
新規端末。CTRL+ALT+T
新規端末。CTRL+ALT+T
導入=カーネルへの組み込み(実際は、インストールするだけで、あとはディストリがやってくれます)
ubuntuはこちらがよい説明と思います。arch系はit87でpamacを検索してマウスでインストールしますと楽ですかね。結果的にgitです。こちらもどうぞ。manjaroの導入:具体例 ターミナルでは1行
$ yaourt -S it87-dkms-git ↲
#当方の場合
sudo modprobe it87 force_id=0x8728 ↲
xsensors & ↲
sudo modprobe it87 force_id=0x8728 ↲
xsensors & ↲
起動や自動起動はお好きな方法で/自動起動
xsensors というコマンドをデスクトップ環境の自動起動設定に定義。
端末での起動
xsensors & ↲
としておけば良いです。
画像の下半分は、ターミナルの表示です。表示していてもじゃまくさいだけなのですが
watch grep \"cpu MHz\" /proc/cpuinfo ↲
まれに、最大クロックあたりでがんばれと言いたいときがあるので、
sudo cpupower frequency-set -g performance ↲
その後発行して様子をみると。上はarch系の場合です。ubuntuではこのコマンドがないので別のコマンドを発行します。やることは同じ。ubuntuの場合は、だいたいのDEでマウス操作でCPU方針を変更できるツールが使えます。
端末での起動
xsensors & ↲
としておけば良いです。
画像の下半分は、ターミナルの表示です。表示していてもじゃまくさいだけなのですが
watch grep \"cpu MHz\" /proc/cpuinfo ↲
まれに、最大クロックあたりでがんばれと言いたいときがあるので、
sudo cpupower frequency-set -g performance ↲
その後発行して様子をみると。上はarch系の場合です。ubuntuではこのコマンドがないので別のコマンドを発行します。やることは同じ。ubuntuの場合は、だいたいのDEでマウス操作でCPU方針を変更できるツールが使えます。
CPU 周波数スケーリング https://wiki.archlinux.jp/index.php/CPU_%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0 arch系はこれで一通りわかります。
(また、manjaro などで新しすぎるカーネルの場合、うまく組み込まれません。LTSカーネルがやはり無難です。4.17 では使えません。2018/06/30現在。Host: manjaro Kernel: 4.17.3-1-MANJARO x86_64 でうまくdkms してくれるようになりました。バッチリです。2018/07/01 18時過ぎに800MBのSTABLE updateをあてました。)
パワーユーザー向け::Ryzen をとことんLinuxでいじるツール::ちゃんとマニュアル読んでからお願いします。
いまんところRyzen7がメインなので、セカンドになったら省エネの追求のために使うかなと思っています。当職も含めて大抵のひとには不要かと。マニアックなツールです。追記、3年ほどアップデートがありませんね。避けておいたほうがいいかもしれません。https://github.com/r4m0n/ZenStates-Linux
ルートで実行します。
$ sudo zenstates.py -l ↲
P0 - Enabled - FID = 98 - DID = 8 - VID = 3A - Ratio = 38.00 - vCore = 1.18750
P1 - Enabled - FID = 98 - DID = 8 - VID = 3A - Ratio = 38.00 - vCore = 1.18750
P2 - Enabled - FID = 7C - DID = 10 - VID = 6C - Ratio = 15.50 - vCore = 0.87500
P3 - Disabled
P4 - Disabled
P5 - Disabled
P6 - Disabled
P7 - Disabled
C6 State - Package - Enabled
C6 State - Core - Enabled
# modprobe msr 事前に。あるいは自動でロードしておきます。
P0 - Enabled - FID = 98 - DID = 8 - VID = 3A - Ratio = 38.00 - vCore = 1.18750
P1 - Enabled - FID = 98 - DID = 8 - VID = 3A - Ratio = 38.00 - vCore = 1.18750
P2 - Enabled - FID = 7C - DID = 10 - VID = 6C - Ratio = 15.50 - vCore = 0.87500
P3 - Disabled
P4 - Disabled
P5 - Disabled
P6 - Disabled
P7 - Disabled
C6 State - Package - Enabled
C6 State - Core - Enabled
# modprobe msr 事前に。あるいは自動でロードしておきます。